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病院嫌いな犬・猫にできること

2024.8.9
ブログ

千葉市、四街道市にお住いのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは

 

近年、ペットの長寿化によって健康診断を行う意義はより大きくなってきました。

病気の早期発見の役割はもちろんですが、現在健康であることを確認することによって、病気になってしまった時との比較ができるということも重要な目的の一つです。

最近では健康診断の重要性は飼い主様・病院側ともに広く認識されているのではないかと思います。

そんな中、健康診断を受けさせたいとは思っていても病院に足を運ぶのをためらってしまう方もいらっしゃるかと思います。

例えば、病院に来ただけで激しく緊張してしまう子・過去に大暴れしてしまったことがある子・そもそもキャリーケースに入れること自体が不可能な子…

病院には連れていきたいけれど、そんな子たちを無理やり連れて行くのは気が進まない、という気持ちをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな子達の来院の手助けになるような方法をいくつか紹介していきたいと思います。

1.病院に慣れてもらう

一つ目の方法は、病院に少しずつ慣れてもらうこと、です。

当たり前のことではあるのですが、根本的な解決を目指すのであればこの方法が一番効果的なのではないかと思います。

おそらく、ほとんどのワンちゃん・ネコちゃんはワクチンや健康診断をはじめとした検査や、注射などの治療、場合によっては手術(避妊・去勢手術など)など何らかの目的をもって来院されることがほとんどでしょう。

毎回、来院するたびに痛い・怖い思いをし続ければ、その場所が嫌いになってしまうのは当然だと思います。

「病院=痛い・つらい場所」とさせないために、ワンちゃんであればお散歩ついでに病院に寄ってみたり、場合によっては中でおやつだけ食べて帰ることをやっても良いかもしれません。ネコちゃんであっても体重だけ測って帰るなど、病院自体やスタッフに慣れてもらうようにしてみても良いのではないでしょうか。

また、ネコちゃんの場合、そもそも病院に行く以外に外出することがないため、外出=病院となってしまい外出のためのキャリーケース=病院にもなってしまっていると思います。

近年、水害をはじめとした災害が多く発生しており、ある日突然ネコちゃんと避難しなければいけない場面も出てくると思います。

その際、キャリーケースに慣れていないようだと何とか避難できたとしても、その後の避難生活を送ることが不可能になってしまうのではないかと思います。

普段の生活からキャリーケースを見えるところに置いておき、そこから慣れてもらうようにしましょう。

普段からキャリーに慣れてもらうことが大事です!

2.サプリ

動物の不安感を軽減させてくれるサプリメントがあります。

代表的なのは、α‐カソゼピンというミルク由来のタンパク質の入ったものがあり、抗不安作用をもっています。

サプリメントのため「飲んだらすぐに効果が出る」といった即効性は期待できないですが、ある程度の期間服用することで効果が期待できます。

また、薬剤と比べ副作用の心配が少ないこともメリットの一つとなります。

短期間だけ服用される際は、病院への受診などイベントのある一週間前から飲み始めてもよいかもしれません。

もちろん普段から飲み続けても大丈夫ですし、より効果を実感できるかもしれません。

 

3.投薬

「1や2の方法を試してみたけどやっぱり上手くいかない」「今すぐ緊急に病院を受診しなければいけない」といった場合は、来院前に自宅で投薬をしてもらうことでワンちゃんネコちゃんの緊張を和らげることができます。

・トラゾドン

SARI(セロトニン遮断再取り込み阻害薬)と呼ばれる抗うつ薬の一種になります。

来院の2時間ほど前に投薬することで不安感を軽減することが期待できます。

・ガバペンチン

脳内に作用し、興奮を抑制してくれます。抗てんかん薬として用いられる薬です。

来院の2時間ほど前に投薬することで不安感を軽減することが期待できます。

 

いずれもすごく強い薬というわけではないですが、お薬である以上副作用が出現する可能性はあります。

処方を希望される際は、獣医師とよく相談してください。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回は、病院に来ることを嫌がる子への対処法をいくつかご紹介させていただきました。

さいごに、病院側としてできる取り組みを一つご紹介します。

皆さんは、ワンちゃんネコちゃんのフェロモン製剤があることをご存じですか?

環境中に散布することによって、ワンちゃんネコちゃんのリラックス効果が期待できる商品になります。

現在、当院の猫専用待合ではこちらのフェロモン製剤(フェリウェイ)を使用しています。

ご自宅用にご購入いただくこともできますので、気になる方はぜひ当院のスタッフまでお声がけください。

当院の猫待合。                           フェリウェイ稼働中!

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