こんにちは。だいぶあたたかい日が増え、春を感じるとともに花粉症の方にはつらい季節となってまいりましたね。
ワンちゃんにとって春は予防のシーズンとなります。お住いの自治体からのハガキで「もうそんな時期か…」と思われる方も多いのではないでしょうか。
でも、狂犬病って日本で発生したなんて聞いたことないし、予防する意味あるの?
そもそも狂犬病ってなに?
今回のブログは、知っているようで意外と知らない「狂犬病について」です!
狂犬病は狂犬病ウイルスをもつ動物(犬や猫、コウモリなどの野生動物)に噛まれたり引っかかれたりすることで感染します。
感染から症状の発症までは1~3ケ月(この間を潜伏期、といいます)かかり、発症してしまうとほぼ100%死亡してしまう、おそろしい病気です。
今の日本では狂犬病に感染した動物や、その動物からの人への感染・発症はありません。
(ある一定の期間、感染症の発生がない場合、「清浄国」、と呼ばれます)
ただ、海外に行かれた方が現地で動物に噛まれてしまい、帰国後に発症してしまった、というケースはあり、ニュースで耳にした方もいらっしゃるかもしれません。
(海外での動物とのトラブルには十分に気を付けてくださいね!)
世界を見渡すと、狂犬病はまだまだ当たり前にみられる感染症です。そんな中、日本は実は世界的に見ても数少ない狂犬病の清浄国なんです。
なぜ、日本は狂犬病の清浄国でいられるのか?その答えの一つが、狂犬病の予防接種になります。
*生後91日以上、取得後30日以内のすべての犬に狂犬病ワクチンを接種することが、「狂犬病予防法」という法律で義務付けられています。
また、原則として4~6月の間に接種しなければいけません。
(例外などもありますのでご不明な点などありましたらお問い合わせください)
狂犬病は本当におそろしい感染症です。これからも狂犬病を発生させないためには、犬を飼育されている方一人ひとりがしっかり予防注射を受けさせてあげることが大事なのです!
さらに詳しく、下記のブログで記載しております。
ブログ『感染したら亡くなる病気~狂犬病ワクチンが義務なワケ~』