こんにちは。今回のブログもテーマは、前回に引き続き予防について・・・
ではなく、健康診断(健診)についてです。
みなさんは、ご自宅のワンちゃん・ネコちゃんの健診を受けたことはありますか?
ワンちゃんですと、フィラリア検査の採血のついでに血液検査をした、という子も多いかもしれませんね。
一方のネコちゃんは、健康な子であれば病院に行く機会は年に1回のワクチンくらいですので、なかなか血液検査をする機会がないかもしれません。
当院では、若い子であれば年に1回、高齢の子であれば年に2回の血液検査をおすすめしています。
「年に2回はちょっと多いんじゃない?」という印象を持たれるかもしれません。
しかし、犬・ネコの寿命から考えると、彼らの1年は僕らの4年に相当すると言われており、つまり年2回の健診でも人間で考えると2年に1回・・・となるわけで、かなり少ないですよね。
高齢の子であれば、年の取り方はさらに早まっていくでしょう。
どんな病気も、症状が出る前に治療を始めることが、長寿への一番の近道です。
とくに犬・猫などの動物は症状を隠そうとするので、気づいたときにはかなり進行してしまっていた、ということも少なくありません。
さらに、若く健康なうちに健康診断を受けることには非常に大きな意味があります。
いざワンちゃんネコちゃんの不調に気付いて検査をしてみたときに、何がその不調の原因かを診断するのに重要なのが健康時の検査結果だからです。
不調時の検査で何か異常な数値があったとしても、不調になる前からのものであればそれが不調の原因ではないかもしれません。
普段の元気な時の状態を知っておくことで、いざというときにより正確な診断をすることができるわけです。
健康診断の内容やメリットについて、さらに詳しく知りたい方はこちらのブログもご覧くださいね!
ブログ『健康診断について』