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去勢手術と避妊手術 必要⁉不必要⁉(後編)

2023.7.10
ブログ

今回も、前回に引き続き去勢・避妊手術についてお話します。

前回の内容では、去勢・避妊手術で予防できる病気についてお話させていただきました。

「去勢・避妊手術を行うメリットはわかった。けど、そうは言っても麻酔をかけて手術をするのは不安・・・」

多くの飼い主様はこのように思われるのではないでしょうか。

今回は、当院で実際に行っている術前検査(手術前検査)や手術実施方法についてお話していきたいと思います。

 

術前検査

まずは手術前に行う検査についてです。

前回のブログでも書きましたが、当院では手術を実施するのは生後6か月以降になります。

そのため、術前検査も原則生後6か月以降で実施します。

検査の内容は、血液検査および胸部レントゲン検査の2つになります。

 

・血液検査

貧血や止血機能(血の止まりやすさ)、肝臓・腎臓機能のチェックなどを行います。

 

・胸部レントゲン検査

心臓や呼吸器のチェックを行います。

 

これらの検査によって安全に麻酔・手術ができるか事前に判断してから、手術を行うのです。

去勢手術

続いて、手術の実施方法についてです。

去勢手術は、猫と犬で実施方法が異なります。

猫の場合は陰嚢と呼ばれる袋の真ん中に切開を入れて精巣を切除します。

猫のお尻を後ろから見たところです。黄色で示したところが陰嚢です。右側の画像の青い線が切開線になります。

猫の手術の特徴は、全く糸を使わない事です。

切開した傷口は指でつまんでくっつけてしまう事で、自然に癒合してしまいます。

そのため、術後の抜糸がありません。

 

犬では、ペニスの下の皮膚に切開を行い、精巣を切除します。

切開線は縫合を行うため、抜糸が必要になります。

犬が仰向けになったところを描いてみました。真ん中にあるのがペニス、黄色で示したところが陰嚢です。矢印の方向に精巣を移動し、青い部分で切開します。

避妊手術

避妊手術では、猫と犬で大きな違いはありません。

卵巣や子宮は腹腔内(お腹の中)にあるため、開腹が必要になります。

紫が腎臓、オレンジが卵巣、ピンクが子宮になります。青い線の部分で切開し、卵巣と子宮を取り出します。

切開線から左右それぞれの卵巣・子宮を取り出します。

お腹の筋肉は吸収性の縫合糸(時間がたつと自然に溶ける糸)を使って縫合します。

皮膚は、去勢と同じように抜糸が必要になります。

 

最後に

いかがでしたか?

・去勢・避妊手術で予防できる病気

・麻酔・手術の安全を確保するための術前検査

・手術内容ごとの適切な実施方法

二回にわたりお話しましたが、去勢・避妊手術に対する不安が少しでも和らいだでしょうか。

去勢・避妊手術は病気ではない健康な子に行うことがほとんどのため、僕ら獣医師も十分に注意しながら慎重に行います。

手術前に少しでも不安なことがありましたら、なんでもご相談ください。

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