千葉市・四街道市にお住いのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは。
突然ですが、皆さんは万が一の災害が起こった時の備えはされていますか?
水や食料の備蓄など災害への準備には色々あると思います。
では、もしも避難所へ移動しなければならなくなったら?
突然の事態でパニックになっている中、自宅にいるワンちゃんネコちゃんを一緒に連れていくことはできますか?
そんな、いざという時の備えになるのが「クレートトレーニング」です。
台風が近づいてきており災害が身近に感じられる今こそ、クレートトレーニングについて一緒に勉強していきましょう!
一緒に勉強しましょう!
クレートってなに?
そもそもクレートってなんでしょう?
キャリーケースやケージ、サークルなどワンちゃんネコちゃんを収容するものには色々な名前がありますが、「移動の際に動物を安全にはこべる」「ハウスとして使用することができる」ものがクレートと呼ばれるようです。
クレートとキャリーケースの違いは、よりがっちりとした作りのものがクレート、という位の認識で大丈夫です。
上の写真のネコちゃんが入っているのは「キャリーケース」に該当すると思われますが、「安全に移動できるもの」「リラックスできる空間」であれば特に問題ありません。
ご自身で取り扱いやすいもの、入ってもらう動物のサイズにあったもの、を用意しましょう。
クレートトレーニングで大事なこと
クレートトレーニングで大事なことは、
『ワンちゃんネコちゃんにとって、クレートが安全で安心して眠ることができる場所にすること』です!
クレートに入れることを焦るあまり、最初から扉を閉めて閉じ込めるようにしてしまうと逆効果です。
最初は扉を外した状態から練習をスタートするようにしましょう!
さあ、トレーニングをはじめましょう!
これから紹介する方法は、主にワンちゃんに対するクレートトレーニングの方法になります。
ただ、ネコちゃんの場合でもクレートに入ることを楽しいと思ってもらうことはとても大切なこと!
是非参考にしてみてください。
1.ワンちゃんに見られないよう、クレート内にごはんやおやつを撒く
普段の生活の中で、ワンちゃんに気付かれないよう「ごはん」や「おやつ」を撒いておくことで、クレートに居続けやすい環境にしましょう。
2.手の動きをつけて、クレートへ誘導
クレートの中におやつがあるんだよ、と意識させるため、指でクレートの中をトントンしておやつがあることに気づいてもらいます。
クレートに入るようになったら、指の誘導でクレートに入るよう促しましょう。
3.自分から入ったら褒めてあげる
1~2を続けていくと、「おやつがないかな」と自分からクレートに入ることも出てくるかもしれません。
自分からクレートに入った時は、おやつをあげてしっかりと褒めてあげましょう。
4.入る前に「ハウス」と1回言い、入ったら褒める
自分からクレートに入るようになったら合図をつけていきましょう。
焦らずに、ワンちゃんにとってクレートに入ることが大好きな行動になってから合図を付け始めることが大事なポイントです。
5.少しずつ扉を閉める時間を長くしましょう
クレートに入るようになったら、少しずつ扉を閉める時間を長くしていきましょう。
欲張って最初から長い時間チャレンジしないよう、注意してくださいね。
6.クレートの中で長く過ごす工夫を
何もないクレートの中で長時間過ごすのは想像しただけでも退屈そうですよね。
知育トイやおもちゃを用意するなど、クレートの中で楽しく過ごせる工夫をしてあげましょう。
クレートがあれば、いつでもどこでもリラックス!
さいごに
どうでしたか?
クレートトレーニングは災害の時だけでなく、調子が悪くなり動物病院に行かなければならない時など、色々な場面で役立ちます。
是非、普段の生活に取り入れてみてください!
そして、今回のテーマは、当院の看護師でもありしつけ方教室運営も担当している山中トレーナーから話を聞いて執筆しています。
クレートトレーニングについてもっと詳しく知りたい方はもちろん、しつけ方についてお悩み・お困りがある方はぜひお問い合わせくださいね!
しつけ方教室についてはこちらから
東千葉いこい動物病院 043-252-5055
お気に入りのカバンがあってもいいかもしれないですね。大事なことは動物がリラックスして移動できること、です!