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軟便や下痢に関わる寄生虫について

2023.9.24
ブログ

千葉市、四街道市にお住いの皆さま、ブログを楽しみにしてくださっている皆さま、こんにちは。
今回は、子犬や子猫でよく見られる寄生虫についてお話ししていこうと思います。

はじめて動物を飼育して、最初に悩まれることの多い問題が「ごはん」そして「ウンチ」についてです。
とくにウンチは今まで動物を飼ったことがないと、どのくらいの硬さが正常なのか悩まれるかと思います。
飼い主様は気になっていなかったけど、診察の際によくお話を聞いてみると実は軟便だった、という事も少なくありません。

原因は環境の変化や食事などいろいろと考えられますが、実は寄生虫によるものだった、というケースにも多く遭遇します。

でもペットショップでは問題ないって言われたけど・・・

実は飼育環境の変化をきっかけに寄生虫の症状が出始めることは珍しくありません。
今回は、最近当院で見られた寄生虫を中心に実際の写真を交えながらお話ししていこうと思います。

回虫(かいちゅう)

こちらが回虫の卵になります。

寄生虫といえばこれ!というぐらい、この寄生虫は有名なのではないでしょうか。
親虫は、見た目がいかにも虫、という感じの白っぽいヒモ状の形をしています。
ワンちゃんの場合はフィラリア予防で定期的に駆虫しているので中々遭遇する事もないかと思いますが、ネコちゃんの場合は嘔吐物に混じって出てくることも多いため、注意が必要です。
とくに外猫では持っていることが多い寄生虫の一つになるので、ネコちゃんを保護した場合は検便でチェックしてもらうとよいでしょう。

コクシジウム

真ん中に楕円形のものが3つ見えます。この内の1つを拡大してみると…

コクシジウムのオーシストが見つかりました!

続いてはコクシジウムです。

なかなか耳慣れない名前ではないかと思いますが、実はこちらも外猫の子を保護した際によく遭遇する寄生虫です。
こちらは寄生虫の中でもアメーバに代表される原虫の仲間で、回虫のように肉眼で確認できるような大きさではありません。
便検査で写真にあるようなオーシスト(コクシジウムの子供のようなもの)が見つかれば感染が疑われます。
一見良便に見えても検査すると偶然見つかることも多く、体調不良に伴い症状が出てくることがあるので、注意しましょう。

ジアルジア

この中に寄生虫がいます。いったいどこに…?

この矢印の先にいるのがジアルジアです。よく見ると凧みたいな形をしています。

最後はジアルジアです。こちらも聞いたことがない方が多いのではないかと思いますが、じつは子犬の軟便の原因としてよく見つかる寄生虫になります。

今回の写真も、「ペットショップから自宅に来て以来、ずっと軟便が治らない」という子の便から見つかったものです。
この寄生虫、検査をするときに注意しなければならない重要な事があります。
それは「出来る限り新鮮な便で検査をする」こと!
なぜなら、温度が下がってしまうとジアルジアの活動が弱まってしまい、顕微鏡で発見することが難しくなってしまうのです。
こういった理由から、僕らが便検査をする時は、ご持参いただいた便を用いた検査の他に、必ず診察室で採取した便を見させて頂きます。

便を持参したのになんで?と思われたこともあったかもしれませんが、それはこういった理由からなのです。

 

さいごに

今回は、最近当院で見られた寄生虫についてお話しさせて頂きました。
軟便・下痢の理由を探る時、寄生虫疾患を除外することはとても大切です。
軟便や下痢で病院を受診する際は、可能な限りウンチをご持参いただくよう、よろしくお願いします。

お願いします★(飼い主さま提供お写真:ラムちゃん)

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