千葉市、四街道市にお住まいのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは。
今回のブログでは『ペット保険』についてお話ししようと思います。
みなさんはペット保険に加入していますか？
ペット保険にまだ入っていらっしゃらない方、
入っているけど更新を迷っていらっしゃる方、
ぜひこのブログを読んで、ペット保険のご加入について考えてみていただけたらと思います！
飼い主さま提供お写真：ポコちゃん
みんな入っているの？ペット保険
日本では健康保険という制度が整っていて人はみな公的な医療費補助を受けられるようになっているため、診療費は自己負担分を支払うだけで済みます。
しかし、ペットの場合はこのような公的な補助制度がないので、飼い主さまがペット保険に加入しない限り診療費は全額飼い主様のご負担になってしまいます。
さらに、動物病院は病院ごとに診療費を設定していることもあって（自由診療）、「診療費が高い！」と感じられる方は多いかもしれません。
しかし、ペット保険に加入していれば、保険会社が診療費の一部を負担してくれるので、飼い主様のご負担を減らすことができます。
ではどれくらいの人がペット保険に入っているのか気になりますよね。
日本での加入率は10～20%程度と言われていて、加入率が30～40%である海外と比較すると低い水準ではあるものの、年々加入率は上がっています。
その背景には、
・ペット保険を扱う保険会社も保険の種類も増えてきていること
・一昔前とくらべてペットをより家族の一員として考えてる方が増えてきていること（ペットの家族化）
があると言われています。
飼い主さま提供お写真：てんちゃん
加入すべきか、加入しなくてよいか。
ペット保険を全くご存じなかった方もいらっしゃるかもしれませんが、聞いたことはある、勧められたことはある、という方も多いと思います。
それでもまだ加入されていないのには理由があると思うのですが
- 保険料を支払ってまで『いざという時』に備える必要がないと感じる
- まだ健康で若いから、まだ加入しなくて良いと思う
主にこの二つではないでしょうか。
いや、でも、しかし！
まだ若くて健康だからこそ『いざという時』の備えができる、と考えてください。
というのも、
- 理由１ 『いざという時』はいつ来るかわからない
- 理由２ 『いざという時』になってから加入しようと思っても加入できない、もしくは保険が適用されない
- 理由３ 病気にかかったことがない健康体だからこそ十分な補償内容で加入できる
という理由からです。
では、それぞれを詳しくご説明します。
理由１
⇒ペットに限らず人間もですね。
当然ですが、病気発症や事故の多くは突然で、予期することはできません。
理由２
⇒もし少し具合が悪くなってきたと感じて加入しようとしたとしても、多くのペット保険に待期期間というものが設定されていて、保険が適用されるまでに1～2カ月程度の期間を要することが多いのです。
また、人の保険と同じく、新規加入できる年齢に上限が設けられていることが多く、高齢になってからでは加入しづらくなってしまいます。
理由３
⇒病気になってから慌てて加入しようとしても、治療中の病気がある場合は加入ができなかったり、できたとしても条件付きだったりすることがほとんどです。
では治療が完了していれば大丈夫なのかというとそういうわけでもありません。
その病気が慢性的なもの、再発しやすいものであれば、加入はできてもその病気や関連する病気が補償の対象外になってしまうことが多く、さらに、一度罹患すると完治しても加入すらできなくなる病気もあるのです。
（これを「特定疾病」として、保険会社ごとに該当する病気を定めています。代表的なものに、悪性腫瘍、糖尿病、猫白血病ウィルス感染症、猫伝染性腹膜炎、フィラリア症などがあります。）
こういった理由から、まだ病気にかかったことがない、若くて健康なうちから保険に入っておくほうが良いのです。
飼い主さま提供お写真：クムちゃん
保険に入っておくメリットは他にも
保険に入っておくと『いざという時』の医療費負担を抑えられるというメリットのほかにも良い点があります。それは、少し体調が悪いかな、という程度でも気軽に受診しようと思える点です。
保険に入っておらず全額自己負担となると、ペットの様子に少々違和感があっても「これくらいなら病院に行かなくてもよいか」と、思ってしまう方もいらっしゃると思います。
しかし保険に加入していると「せっかく保険料を払っているし、診てもらってみようかな」と病院に行こうという気持ちが起きやすいのではないでしょうか。
診察をしていて度々感じるのは「もっと早く連れてきてくれれば・・・」ということ。
ペットは言葉が話せません。多くの動物が、具合が悪くてもそれを隠そうとする習性があるので、飼い主さまから見て明らかに「具合が悪い」となって来院されたときには症状が悪化していることも、少なからずあります。
保険に加入していただくことによって、飼い主様が少しでも早く病院に連れてきてくださればよいなと私たちは考えています。
当院はペット保険加入に関するご相談やお問い合わせも受け付けております。
お気軽に当院スタッフまでお声かけくださいませ。
東千葉いこい動物病院
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