千葉市、四街道市にお住いのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは。
動物看護師の江木です。

突然ですがネコちゃんの爪って切っていますか？

ネコちゃんは、ワンちゃんよりもトリミングサロンに行く機会も少ないと思います。
（私の家の猫たちも病院に連れて行くだけでも大変でシャンプーどころではありません・・・）

ですが、爪を切らないとカーテンやカーペットなどに引っかかってしまったり、爪が肉球に刺さり怪我をしてしまったりする可能性があります。また、ネコちゃんに悪気がなくても一緒に遊んでいる時に爪が当たってしまい痛い思いをすることもあると思います。

お互いが怪我なく、楽しく過ごすためにも爪を切ってあげましょう。

江木家のこはるちゃん！病院ではこのように爪切りをしています！

病院でネコちゃんの爪を切る場合は、一人が後ろから保定しもう一人が正面から爪を切ることが多いです。ですが、お家には病院にあるようなちょうどいい高さの台がなかったり、お一人で爪切りをされる方もいたりするかと思います。

そこで今回はお家での爪切りの方法についてご紹介します！

お家ではどうやって爪を切っているの？

江木家のソラ君！うちの子の中では一番おりこうです！

でははじめに、お家で一人で爪を切るにはどうしたらよいか、についてご紹介します。

私が家で爪切りをするときは猫を後ろから抱え、膝の上に乗せて爪切りをしています。

利き手に爪切りを持ち、反対の手で足先を持ちます。切る爪の根元（指の根元）を軽く押すと爪が出てくるので血管に注意しながら爪を切ります。

爪切りを嫌がって口が出てしまう場合はタオルで顔を覆ってあげたり、エリザベスカラーを付けて爪切りをしましょう。

うちの子は前肢の爪切りが苦手なので後肢の爪切りから始めます！

爪はどこまで切ればいいの？

爪切りの手順

では次に、上の写真でどこまで切ればよいのかご説明します。

少し見づらいですが赤い線の内側の薄いピンク色の部分が血管です。（写真①）

このピンク色の部分を切ってしまうと出血してしまうので注意しながら青い線のあたりで爪を切っていきます。（写真②、③）

最初から血管のギリギリまで爪を切るのは怖いと思いますので、最初は無理をせずに爪の先端のみを切ったり、一気に全部やらずに一日に何本かずつやったりと、少しずつ爪切りに慣れていきましょう！！

がんばれたらご褒美をあげると爪切りを嫌がらなくなる・・・かもしれません。

さいごに

今回は抱っこでの爪切りの方法をご紹介しましたが、他にもタオルでくるんだり、洗濯ネットに入れるなど色々な方法があります。

ネコちゃんによってはどうしても爪切りが苦手で足を触らせてくれなかったり、爪切りの準備をするだけで逃げてしまったりする子もいるかと思います。

なので爪切りは無理をせずに、ネコちゃんとのコミュニケーションだと思って飼い主さまご自身も楽しみながら、その子にあった方法でやってあげましょう。

お家での爪切りが難しい場合はお気軽にご相談ください！

東千葉いこい動物病院
043-252-5055