千葉市、四街道市にお住いの皆さま、ブログを楽しみにしてくださっている皆さま、こんにちは。
今回のブログでは、飼い猫に手を咬まれた実体験をもとに、飼い犬・飼い猫に咬まれてしまった場合や、咬傷事故を起こさない為の対処方法について、書いてみようと思います。
懐いていても飼い主さんを咬む(かむ)ことがある!
我が家の猫は、生後間もない頃からお世話している保護猫です。
ずっと人間の手で育てられたせいか、とてもわがままで動物病院では獣医師泣かせの暴れん坊さん。
それでも家族には甘え懐いていたので「私は大丈夫!」と思っていたのですが・・・。
ある日、外出前にケージに戻そうとしたところ、足をケージに引っかけてしまいました。足が挟まり痛がって暴れるのを助けようと、慌てて体をつかんだとたん、興奮していたのか左手甲をガブリ!
なんとかケージから足を外し猫は怪我をさせずに済みましたが、私の手の甲には激痛と出血が・・・。
もし咬まれてしまったら?
私が咬まれた時は、あまりの痛さに血を洗い流して消毒したらすぐ止血。ある程度止血できたので「様子見で大丈夫だろう」と絆創膏を貼りしばらく外出してしまいました。
しかし、痛みはひどくなり徐々に指先までしびれて物がつかめないほどに。3時間ほど経った頃でしょうか、絆創膏を取ってみたら咬まれた箇所の周辺が紫色に変色し、腫れてきていました。
それからすぐに病院に行きましたが、さて、みなさんは咬まれた直後どうすべきだったと思いますか?
●しっかり傷口を洗ったら、様子を見ず急いで病院に行きましょう!
すぐに傷口を水道水でしっかり洗いましょう。(血を流す程度ではなくて)
そして、とにかく病院へ行きましょう!!
猫に咬まれたくらいで病院なんて・・・と、甘く考えてはいけません!
ちなみに私は最初の対応が悪かったせいか、咬まれた翌日から傷口が悪化し膿がたまって手首まで腫れました、、、
傷口が乾いて塞がってしまい、中に膿がたまってパンパンに腫れています。
飼い犬・飼い猫に咬まれて危険な理由
犬や猫の口の中には、それが飼い犬・飼い猫であっても、たくさん細菌がいます。
咬まれた部分から人間の体内に侵入し増殖することで、様々な感染症にかかってしまう可能性があり、さらに命にかかわる危険性もあります。
そして、咬傷により感染しやすく重症化しやすいのが、犬よりも猫と言われています。その理由の一つが、猫の牙は犬より細くて長いから。
小さい穴のような傷でも奥まで刺さり細菌が深いところまで到達するうえに、さらに傷口が小さく塞がりやすいので、細菌が体内で増殖しやすい環境になると言われています。
飼い犬・飼い猫に咬まれることがないように
そういうわけで、普段家族のように仲良くしているから大丈夫!と油断せず、大切なワンちゃん・ネコちゃんが家族を咬む事故を起こさないよう、お互い気を付ける必要があります。
●安全な環境を整える
身の危険を感じると興奮して咬むことがあるかもしれません。ケージなどの用品、飼育環境に危険なものはないでしょうか。
●コミュニケーション
噛み癖などがあったら早めにトレーナーに相談してみましょう。
また、犬・猫の特性やそれぞれの性格を理解し、嫌がることはしない。特に小さいお子さまは仲良くしているつもりでも手加減できずにしつこくしてしまうことがありますので、注意が必要です。
(私が子どもの頃のことですが、わが家で飼っていた犬に妹がふざけて水鉄砲を当てたところ咬まれました・・・)
動物病院ではどのように対策しているの?
普段お家ではお利口なワンちゃんやネコちゃんでも、動物病院では緊張したり他の子の吠える声に驚いて人の手を噛んでしまうことがあります。
そんな時はエリザベスカラーを付けたり、タオルなどで身体や顔を隠して診察することあります。
人も動物もお互いがケガをしないように工夫しながら診察をしています!
エリザベスカラーを付けるとこんな感じです!
■エリザベスカラーについて詳しくは下記ブログで解説しています!
・「エリザベスカラー」って知っていますか?
~最後に~
咬まれた後の対処ももちろんですが、動物に咬まれないことが一番大事なので、咬まれないように工夫をしましょう。
もし咬まれてしまったら、自分で判断をせずに病院に受診しましょう。