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時期に応じた子犬の育て方|新生子期、移行期、社会化期それぞれについて解説

2023.11.28
ブログ

千葉市、四街道市にお住いのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは。
当院では定期的にパピーパーティーの開催を考えており、関連して今回は子犬に関するブログです。


自宅で母犬が出産するなど、子犬を飼い主様が育てる場合には、時期に応じたおうちでの過ごし方や育て方には様々なポイントがあります。

子犬が生まれた場合、健康や精神状態の安定のために一番望ましいのは、13週くらいまでは育児を母犬に任せ、きょうだい犬とも一緒に過ごさせることです。

今回のブログでは、時期に応じたおうちでの過ごし方、時期に応じた育て方のポイントを詳しくお伝えします。

 

新生子期(出生~生後2週)

この時期は、まだ目も完全に開いておらず、自分でごはんを食べたり、自力で排泄したりすることができません。そのため、一般の飼い主様がこの時期の子犬を母犬から離して育てることは非常に困難です。特別な理由がない限りは母犬にお世話を任せましょう。何らかの事情でこの時期の子犬を飼い主様のみで育てる場合、体重管理、排泄、温度調節が鍵となります

ごはんは、市販の犬用粉ミルクを2時間~4時間おきに飲ませ、体重を朝晩測定します。体重が増加しなければミルクの量を増やすなどして毎日体重が増えるように管理しましょう。

また、この時期の子犬は排泄も自力でできないため、ミルクのたびに湿らせたティッシュなどで肛門の周囲を刺激して、排泄を促します

そして温度の管理も重要で子犬の体温が下がらないように毛布や湯たんぽ等を入れてあげ、部屋の湿度は50~60%程度と暖かめに維持してあげましょう。

移行期(2週~3週)

生後3週間目くらいで子犬は自力で排泄できるようになりますが、うんちやおしっこを垂れ流してしまうかもしれません。飼育環境を清潔に保つことは大切ですので、掃除は毎日欠かさず行ってください

この時期になると乳歯が生えはじめ、子犬にとっては離乳食への移行期です。母犬が授乳している場合は授乳を拒むようになる為、自然に乳離れができます。

一方、飼い主様がミルクで育てている場合は意識的に離乳食に移行しなくてはなりません。

離乳食は市販の犬用離乳食を利用すると便利です。いきなり離乳食を与えるのではなく、ミルクと離乳食を半分くらいの割合で与えはじめ、徐々に離乳食を増やしていくのが上手な移行のコツだと言えます。

社会化期(4週~13週)

生後4週間くらいからの子犬は社会期化と呼ばれ、犬の性格を形成する重要な時期に入ります。

環境中の音や刺激、様々な人や兄弟犬とのコミュニケーションの中で、社会性を学びます。母犬や兄弟犬がいる場合は、引き離さずに犬同士での学びを勉強させましょう。

また、この時期に忘れてはならないのがワクチンです。生後8週頃に1回目の混合ワクチンを推奨しており、その後は4週間隔で2回目と3回目のワクチン接種を済ませましょう。

またお散歩については、3回目のワクチン接種が終わって初めて外に出すと社会化期が終わってしまい、外を怖がる子になってしまうことがあります。

感染症などの病気を考えると、生後120日を過ぎて最終ワクチンが打ち終わってから外に出すことが望ましいですが、社会化期の期間を考慮すると生後12週齢で2回目のワクチン接種後に感染のリスクが低い場所での抱っこでのお散歩は良いと言われています。

まとめ

今回は時期に応じた子犬の育て方についてお伝えしました。子犬を育てるためには、経験豊富なブリーダーさんや獣医師との連携が不可欠です。

母犬の出産が近づいてきたら、子犬の育て方についてもよく相談しておきましょう。

当院では、はじめて犬・猫を飼う方へのサポートに力を入れており、1年間の健康プログラムを組んで、飼い主様と大切なご家族をバックアップいたします。

 

新しく愛犬愛猫と暮らし始めたら、ぜひ当院にご相談ください。

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