千葉市、四街道市にお住いのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは。

先週8/18（金）は、全国でも数少ない獣医循環器認定医でいらっしゃる吉行里依子先生による心臓病健診キャンペーン初日でした！
本日は、健診キャンペーン初日レポートをお届けしようと思います。

ご利用いただいた飼い主さまの声

今回、シュナウザーのシャンちゃん（9歳）のご家族さまにお話を伺いました！

－－吉行先生はどのような印象でしたか。

今回初めて診ていただきましたが、話し方など丁寧で、的確に診て判断してくださっている印象でした。
信頼できる先生だな、という感じがしました。

－－キャンペーン内容についてはいかがでしたか。

実は、このようなキャンペーンが始まると知らなかったんです。
今回、体に気になるところがあったので検査について電話で問い合わせてみたところ、今回の健診を案内してもらいました。
このようにしっかり診てもらうのは初めてだったのですが、いろいろじっくり診てもらっても所要時間1時間は長く感じることなく、とても良かったです。

－－吉行先生の説明はいかがでしたか。

わかりやすかったです。
聞きやすい雰囲気だったので気になっていたことをいろいろ質問しましたが、しっかり答えてもらい安心しました。

健診の翌日、併設のサロン animal life でシャンプー&カットしたシャンちゃん。きれいさっぱり！

シャンちゃんのご家族さま、ありがとうございました！

この日の健診は、前半も後半も続けてご予約が入っておりましたが、吉行先生はそれぞれ1時間程度でご対応してくださっていたので、飼い主さまを長くお待たせすることなく健診初日を終えることができました。
さすが慣れている・・・、多くの循環器の症例を診て実績を積まれてきた『循環器のスペシャリスト』なだけあります。
お薬の開始タイミングを迷われていた飼い主様に対しては、じっくりお話を伺い安心して始められるようアドバイスをされていたのが印象的でした。

残りわずか！日程限定の心臓病健診

現在、日程限定で受付中です！
日程・お時間のご希望がある方はお早めにご予約ください。

9/1（金）
9/15（金）
9/29（金）

※10:00～18:00で1時間ずつご予約いただけます。（14:00～15:00を除く）
※詳しいお時間、健診の内容、流れなど、詳しくはこちらをご確認ください。
※料金については、ネット予約ページ（こちら）に記載しております。
　循環器専門（健診パック・外来）＞＞循環器専門健診パック　とお進みください。

心臓病健診のすゝめ

当院が「循環器専門外来」を開設した理由。

それは、ペットの高齢化に伴い、心臓病で苦しむ犬・猫が増えてきたこと。
そして心臓病の多くは、完治することはなくても早く気づいて治療を始めれば、病気と付き合いながら天寿を全うすることが可能だから、です。

我が家にも猫がいますが、私たち飼い主にとって辛いことは、

病が進行し重篤な状態になるまで罹患に気づけず、
痛みや苦しみを取り除いてやることができないまま、
すぐにお別れの時がきてしまうこと

ではないでしょうか。

心臓病とともに大往生したワンちゃんのお話

これは吉行先生から伺ったお話です。

多頭飼いしているご家庭で、そのうちの一頭が心臓病であることがわかり、お薬による治療を続けていたそうです。
何年も定期的に通院し、お薬で病気の進行をゆっくりにして症状を抑えながら生活をしていたところ、ほかのワンちゃんが病気になり先に亡くなってしまったそうです。
一方、心臓病のワンちゃんはこまめに病院に通い体調に気を遣って暮らしていたせいか、大往生を遂げたそうです。

毎日お薬を飲んでいても徐々に病気は進行する、
けれど病気と上手に付き合えば長く楽しく暮らせる。
心臓の病気のほとんどが、そうなのです。

発見と治療開始が遅れると・・・

心臓病にかかっても、初期だとご家族が見ただけでは全くわかりません。
獣医師でも見た目では気づけません。そして、

・咳がでる
・寝ていることが多くなる
・散歩に行ってもすぐに帰りたがる

などの症状が出始め
「なんだか元気がないな」
「様子がおかしいかも」
と思うようになったころには、すでに重症化していることが多いです。

心臓の機能が正常に働かなくなったことによる
「肺水腫」（肺に水がたまってしまった状態）
「動脈血栓塞栓症」（血の塊が血管を塞いでしまった状態。猫に多い）
などが引き起こされる一歩手前だったりします。

「肺水腫」や「動脈血栓塞栓症」は緊急かつ重篤な状態であり、ワンちゃん・ネコちゃんにとっては大変な苦痛であると言われています。
この段階からの治療は、初期の適切なタイミングで治療を開始した場合と比べて予後がまったく異なってしまいます。
病気が急激に進行したり、病状が急変して突然死したりすることもあり得るのです。

早期発見、早期治療のために

いかにして重症化する前の初期の段階で病気に気づき、適切な時期に適切な治療・お薬をスタートできるか。
気づいてあげたい初期の段階では見た目で気づけない、
だからこそ、いろいろな検査により心臓の状態を確認し、いち早く異常に気付いてあげる必要があると私たちは考えます。

今回の心臓病健診キャンペーンをご利用いただき、シニア期の子はもちろん、若くて元気なワンちゃん・ネコちゃんも一度心臓の状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。

ご予約はこちらから

東千葉いこい動物病院
043-252-5055