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犬のフィラリア症について|予防が一番大切

2023.12.22
ブログ

千葉市、四街道市にお住いのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは。

犬と生活している飼い主様であれば必ず耳にすることのあるフィラリア症。
毎年春頃から予防薬を飲ませているものの、本当に必要なのか、もしもかかったらどうなるのかなどを疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

今回はフィラリア症とは何なのかをわかりやすく解説し、予防の大切さについてお伝えします。

 

フィラリア症の原因

フィラリア症の病原体はフィラリア(糸状虫)という糸のような形をした寄生虫です。フィラリアは幼虫の頃は目に見えない程小さく、犬の体内で徐々に成長します。

フィラリアに感染する原因は蚊に吸血されることです。蚊は、すでにフィラリアに感染している犬への吸血の際に、血液と一緒にフィラリアの幼虫を吸い上げます。蚊の体内に入り込んだ幼虫は、ある程度の大きさまで成長すると、別の犬への吸血時に、その犬の体内へと移動します。

幼虫であれば後述の予防薬で駆除できますが、成虫になってしまうと予防薬ではコントロールできないので、注意が必要です。

フィラリア症の症状とは?

フィラリアは犬に感染すると、心臓から肺に血液を送るための太い血管「肺動脈」に住み着きます。幼虫は犬の体内に入り込んでからも徐々に大きくなり、最大で30cm程度まで成長します。

幼虫が小さい頃は症状はほとんどありませんが、フィラリアの成長し心臓に到達すると、血液循環や呼吸器に障害が起こり、少しの運動でも息ぎれをする、乾いた咳をする、赤い色の尿が出る、腹水によってお腹が膨らむなどの症状がみられます。

フィラリアが肺動脈から心臓に移動すると重度の三尖弁逆流を生じさせ、循環不全が起こると大静脈症候群という状態になります。そうなると呼吸困難、運動不耐性、低血圧など重度な症状となり、急死の危険性もあります。

フィラリア症が原因となる場合がある、三尖弁閉鎖不全症についてはこちらで解説しています

診断方法と治療方法

フィラリアの診断は血液中の幼虫を顕微鏡で確認する方法と、血液を用いた抗原検査を行う方法があります。

フィラリアは治療が大変難しい病気で、一度感染したフィラリアを完全に体から取り除くことはできません。
すでに症状が出ていて、たくさん寄生していることがわかっている場合は、吊り出し法という手術でフィラリアを取り出します。症状が出ていない段階では、駆虫薬を長期にわたって飲み続け、少しずつフィラリアを減らしていく治療法が一般的です。

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予防法やご家庭での注意点

フィラリアは感染すると治療が難しいため、予防が一番大切です。
フィラリアは駆虫薬を使用することで予防ができます。予防期間は地域によって違いがあるため、かかりつけの動物病院が推奨している期間は投薬を続けるようにしましょう。

注意点としては、駆虫薬を初めて飲むときには必ず動物病院でその旨を申告して、フィラリアに感染していないことを確認してから飲ませてください。なぜかというと、すでに感染していた場合、駆虫薬によって血液中のフィラリアの幼虫が一気に死滅することでショックを起こし、命に関わる可能性があるためです。

飼い主さま提供お写真:こぐまちゃん

まとめ

犬のフィラリア症は命に関わる病気のため、まずは感染させないことがとても大切ですが、感染してしまったときにどうすればいいのかを知っておくことも重要です。
特に手術ができる動物病院は限られているため、疑わしい症状がみられたらまずはお気軽にご相談ください。

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