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犬のトリミングとその効果について|美しさと健康を保つ秘訣

2024.3.19
ブログ

千葉市、四街道市にお住いのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは。

愛犬のお世話にはさまざまな側面がありますが、その中でもトリミングは特に重要な役割を担っています。多くの方がトリミングを犬を美しく見せるための単なる美容行為と捉えがちですが、実際には犬の健康を保ち、さまざまな病気の予防にも深く関わっています。

今回は、犬のトリミングとその効果に焦点を当て、適切な頻度についても解説します。

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トリミングとは?

トリミングとは、犬の被毛を切ったり整えたりすることを指しますが、その範囲はそれだけに留まりません。トリミングには、シャンプー、ブラッシング、耳掃除、爪切り、肛門腺のケアなど、犬の全体的な清潔と健康維持が含まれます
これらのケアは、犬の見た目を整えるだけでなく、健康問題の予防や早期発見にも役立ちます。

トリミングが必要かどうかは、犬の被毛の種類によって異なります。犬の被毛は、外側にあるオーバーコートと、内側にあるアンダーコートの二種類があります。
オーバーコートは皮膚を守る効果があり、太くて硬い毛が特徴です。
一方で、アンダーコートは体温調節の効果があり、ふわふわとした柔らかい毛と、夏毛と冬毛があるのが特徴です。

オーバーコートだけを持つシングルコートの犬種は、1年を通して生え替わりがあるため、毛が伸びるにつれて定期的なカットが必要になります。
また、オーバーコートとアンダーコートを持つダブルコートの犬種は換毛期があるため、抜け毛のお手入れが必要になります。

犬のトリミングの重要性

犬のトリミングは見た目を整えるだけでなく、多くの健康上の利点をもたらします。以下はその具体的な効果です。

皮膚病の早期発見・治療
トリミングは、皮膚病の早期発見に非常に有効です。トリマーや飼い主様ご自身が定期的に被毛を整え皮膚の状態をチェックすることで、異常があればすぐに気づくことができます。
早期発見により適切な治療を行うことで、症状の悪化を防ぎます。

毛玉による皮膚炎の予防
特に長毛種の犬は毛玉ができやすい傾向にあります。毛玉ができると皮膚の通気性が遮断されて、皮膚の炎症や、乾燥で肌が敏感になり感染の原因となることがあります。
定期的なブラッシングやカットにより毛玉の形成を防ぎ、皮膚炎のリスクを減らします。

外耳炎の予防
耳周りの毛を適切にトリミングすることで、外耳炎のリスクを軽減できます。
耳の通気性が改善され湿度が低下するため、細菌や酵母の増殖が抑えられて外耳炎のリスクを減少させる効果があります。

爪の破折や肉球への食い込みを防ぐ
爪が長すぎると爪が折れたり、肉球に食い込むことで痛みや出血、感染症を引き起こしたりすることもあります。定期的な爪切りによりこれらの問題を予防します。

肛門嚢炎の予防
犬の肛門腺(こうもんせん)とは両側に位置する腺です。犬が自力で肛門腺に溜まっている分泌物を排泄できない場合、分泌液が肛門嚢に溜まり、細菌の繁殖で炎症を起こし肛門嚢炎(こうもんのうえん)などの病気になる恐れがあります。
犬の肛門腺絞りをしないと分泌液が溜まりすぎてしまい、肛門嚢が破裂することもあるので、人の手で絞り出してあげる必要があり、この行為を肛門腺絞りといいます。

犬種別トリミングガイドと適切な頻度

犬の健康と快適さを保つためには、犬種特有の被毛の特性とニーズに応じたトリミングが必要です。
ここでは、代表的な犬種別に適切なトリミングの頻度とポイントを紹介します。

【長毛種
・主な犬種:トイ・プードル、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャー・テリア、シー・ズー、ミニチュア・シュナウザー など
・トリミング頻度:1か月に1回トリミングと週に数回のブラッシングが必要で、特に換毛期には毎日のケアが理想的です。
・ケアのポイント:長毛種の犬は毛が絡み合い、汚れが溜まりやすいため、定期的なブラッシングと毛玉除去が重要です。
耳周り、足裏、肛門周りの毛は清潔を保つため定期的にカットします。

【短毛種】
・主な犬種:パグフレンチ・ブルドッグミニチュア・ピンシャー など
・トリミング頻度:毛の短い犬種は頻繁なカットの必要はありませんブラッシングは週に1〜2回程度が良いでしょう。
・ケアのポイント:頻繁なカットは必要ありませんが、定期的なケアは必要です。
特に夏季は熱中症予防、冬季は保温のために被毛の管理に注意が必要です。

【皮膚の敏感な犬】
・主な犬種:柴犬、シーズー、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ボクサー、アレルギーがある犬など
・トリミング頻度:獣医師やトリマーと相談し、個々の犬の状態に合わせて調整します。
・ケアのポイント:肌に優しい製品の使用と、肌を刺激しないように優しくブラッシングすることを心がけましょう。頻繁なシャンプーは皮膚の乾燥を引き起こす可能性があるため、必要最低限にしましょう。
しかし、アトピー性皮膚炎などの慢性的な皮膚病がある場合には、頻繁なシャンプーが必要になることがあります。

当院では高濃度炭酸シャワーを取り入れています

炭酸泉(炭酸泉温浴)とは、炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだ弱酸性の肌に優しいお湯のことを言います。通常のお湯で洗うよりも、炭酸泉で洗う方が炭酸ガスの細かな泡によって、細かな汚れを取り除くことが可能です。
医療先進国ドイツでは「心臓の湯」と呼ばれ、心臓負担をかけずに血液の循環を良くすることから、生活習慣病の保険適応の治療、療養、リハビリなどに利用されています。

当院併設のサロンanimal lifeでは高濃度のプレジール炭酸泉を取り入れております。
■プレジール炭酸泉の特徴
・お湯のph値4.5!お肌に優しい弱酸性。
・根元から余分な脂分をしっかり洗浄!体臭は無臭状態に。
・毛質はしっとり・サラサラ!被毛はツヤツヤピカピカ。
・衛生的なワンパス方式でも1000ppmの高濃度を実現。 など

低温で炭酸泉温浴した場合、犬や猫の血流量が上昇し、血液循環が良くなることで、皮膚と被毛の細胞に栄養が行き届き、同時に皮膚の代謝が活性化するという効果が期待できます。
また、辛い皮膚トラブル地肌ケア(フケや痒み、脂性、乾燥肌など)にも効果的です。

※心疾患があるワンちゃんの場合には、ご予約前に必ず当院獣医師にご相談いただく必要があります。

高濃度炭酸泉装置プレジールについてはこちらから

飼い主さま提供お写真:ユズちゃん animal lifeでシャンプーカット後、パシャリ

まとめ

トリミングは犬の外見を美しく保つだけでなく、健康維持にも欠かせない重要なケアです。適切なトリミングの頻度や方法は犬種や被毛のタイプによって異なりますので、個々の犬に合わせたケアを心がけることが大切です。
愛犬の健康と幸せのために、獣医師やトリマーと相談しながら、定期的なトリミングを習慣にしましょう。

当院併設のトリミングサロン『animal life』では、見た目のかわいらしさや清潔さはもちろん、健康面でのケアも重視して、施術をさせていただきます。

トリミングサロンは完全予約制となりますので、ご予約やお問い合わせはanimal life LINE公式アカウントからのメッセージやお電話にてお待ちしております。

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TEL:043-252-5110
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