千葉市、四街道市にお住いのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは。
犬のしつけにおいて、アイコンタクト(目と目の合図)は非常に重要な役割を果たします。犬とのコミュニケーションにおけるアイコンタクトは、単に目を合わせる行為以上の意味を持ち、飼い主様と愛犬との絆を深めるための重要なステップであると同時に、トレーニングの成功にも大きく貢献する要素です。
今回のブログでは、アイコンタクトの意義とそれを教える方法について詳しくお伝えします。
アイコンタクト、ばっちりです!(飼い主さま提供お写真:ラムちゃん)
アイコンタクトとは?
アイコンタクトは、飼い主様と愛犬が互いの目を見つめ合うコミュニケーションですが、この行為は単に目を合わせることだけではありません。アイコンタクトを通じて、愛犬は飼い主様に注目し、集中し、意識を向けることを学びます。これはコミュニケーションの基本であり、愛犬が飼い主様の指示に反応するための重要なスキルです。
愛犬がアイコンタクトを学ぶことで、さまざまな状況でも飼い主様の指示に注意を向け、耳を傾けるようになります。今後のトレーニングもスムーズに行えるため、非常に効果的なツールと言えるでしょう。
アイコンタクトの注意点
アイコンタクトは愛犬とのコミュニケーションにとても有効な方法ですが、知らない犬と目を合わせるのは注意が必要です。
元々犬同士が目を合わせる行為は相手に敵意を示す時に行うものです。不用意に目を合わせてしまうと相手に敵意があると伝わってしまう可能性があります。
アイコンタクトの重要性
アイコンタクトは愛犬との関係構築としつけの両面で非常に大きなメリットがあります。
・愛犬との絆が強まる
研究により、犬と人間が互いに目を見つめ合うと、愛情や信頼に関連するホルモンであるオキシトシンの分泌が促進されると言われています。このホルモンは、親子間の絆を深める効果があるとされており、アイコンタクトは飼い主様と愛犬の絆を深める手段として非常に有効です。
・しつけがしやすくなる
アイコンタクトができる犬は、飼い主様の指示に耳を傾けやすくなります。これにより、指示の通りやすさが向上し、しつけがより効果的かつ効率的に行えるようになります。愛犬が飼い主様の指示に集中することで、トレーニングがスムーズに進むことが期待できます。
・問題行動を減らせる
愛犬が外出先で興奮したり、他の犬や人に反応して問題行動を示したりする場合、アイコンタクトが役立ちます。飼い主様が愛犬の名前を呼んでアイコンタクトを取ることで、愛犬の注意を逸らし、問題行動を未然に防げます。
このように、アイコンタクトは愛犬とのコミュニケーションや関係構築、しつけの効果を高める、問題行動の改善のために非常に重要な役割を果たします。
アイコンタクトを覚えさせるポイントは?
愛犬にアイコンタクトを覚えさせる際のポイントは、犬との正しいコミュニケーションが大切です。
1.目が合ったらたくさん褒めてあげる
愛犬の名前を呼んで、目が合ったらたくさん褒めてあげることが大切です。この際に自分から愛犬の視線に合わせて覗き込んでしまう方がいますが、人が犬に合わせるのではなく犬が人に合わせることがポイントです。
2.おやつを使ったトレーニング
もしアイコンタクトがうまくいかない場合、または愛犬が落ち着かない時は、おやつを使ったトレーニングを試みると良いでしょう。まず、飼い主様が立っておやつを持ち、それを追わせるように犬の視線を誘導します。自分の顔の近くに持ってきて愛犬の名前を呼び、視線がおやつではなく自分の目と合ったらすぐにおやつを与えて褒めます。
3.おやつなしでの練習に移行
アイコンタクトがうまくできるようになったら、次はおやつなしでの練習に移行します。飼い主様の指を愛犬の顔の前に出して、その指を目で追うことで愛犬の視線を飼い主様の顔に向けさせます。名前を呼び、自分の目と合ったら褒めておやつをあげます。
まとめ
アイコンタクトは犬のしつけにおいて基本的でありながら非常に重要な要素です。愛犬にとってアイコンタクトが自然で楽しい行為であるように、愛情を持って接し、焦らずに時間をかけてトレーニングを進めることが大切です。
愛犬との目を見つめ合う時間を楽しみながら、お互いの信頼関係を深めていきましょう。
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