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心臓の検査に欠かせない心エコーとは?|検査の内容や目的について解説します

2024.6.27
ブログ

千葉市、四街道市にお住いのみなさま、ブログを楽しみにしてくださっているみなさま、こんにちは。

心臓の検査と聞いて、具体的にどんなことをしているのかすぐに思い浮かびますか?愛犬や愛猫がどのような検査を受けるかわからず、不安を感じたり心配になる飼い主様もいらっしゃるかと思います。

心臓の検査にはいくつかの方法があり、レントゲン検査や心電図検査、最近では血液検査でも心臓の状態を把握できるようになりました。
しかし、その中でも特に重要なのが「心臓の超音波検査」です。通称「心エコー検査」とも呼ばれ、画像を用いて心臓の状態を詳しく確認できます。

では、心エコー検査はどのように行われ、どのような情報が得られるのでしょうか。今回は、心臓の検査に欠かせない心エコー検査について詳しく解説していきます。

 

心エコー検査とは?

心エコー(超音波)検査とは、心臓部分に超音波を当て、跳ね返ってきた音波を画像として映し出すことで心臓の状態を診る検査です。

同じ画像検査であるレントゲンは、心臓の形や外側の状態を把握するのに適していますが、内部の構造やリアルタイムでの動きを確認することはできません。
一方、心エコー検査では心臓の内部構造を詳細に、そしてリアルタイムで評価することが可能です。

さらに、心エコー検査の大きなメリットとして、痛みを伴わないことが挙げられます。血液検査のように針を使う必要がなく、「プローブ」と呼ばれる超音波を発する機械を心臓部分に当てるだけで診ることができます。

心エコー検査の方法

心エコー検査は、プローブを心臓部分に当てて行いますので、基本的に犬や猫が痛い思いをすることはありません

しかし、心臓の動きや内部構造を正確に診断するためには、動物たちの協力が必要不可欠です。
検査中は横になって静かにしている必要があるため、看護師が保定(動物を動かないように支えること)を行います。

多くの犬や猫は、静かに落ち着いて検査を受けることができますが、中には慣れない環境で不安や恐怖を感じ、横になるのが難しい犬や猫もいます。
その場合は、薬を使ってリラックスさせてから検査を行うこともあります。もし薬を使用する場合は、事前に飼い主様にしっかりとお伝えし、ご理解をいただいてから実施いたしますので、ご安心ください。

心エコー検査でわかること

心エコー検査を行うことで、心臓の内部状態を詳しく知ることができます。心臓は4つの部屋(左右の心房と心室)から構成されており、それぞれの部屋の大きさや心臓の壁の厚さ、そして心臓の動きなどを細かく診ることができます。
さらに、心臓の各部屋には逆流を防ぐための弁がついており、心エコー検査ではこれらの弁の動きも詳細に確認できます。

また、心エコー検査では血液の流れも診ることができます
例えば小型犬に多い「僧帽弁閉鎖不全症」の場合、心エコー検査によって血流が逆流している様子を確認でき、その逆流の程度も評価することが可能です。

循環器認定医・吉行先生による心エコー検査。

まとめ

心エコー検査は、愛犬や愛猫の心臓の健康を詳しく把握するために欠かせない検査です。リアルタイムで心臓の内部を観察し、現在の状態を詳しく評価できます。
この検査は病気の診断や治療計画の立案、治療効果のモニタリングに非常に役立ち、心臓の健康を守るために、最も効果的な方法の一つと言えるでしょう。

当院では「獣医学博士・獣医循環器認定医」をチームに迎え、心臓病で苦しむ愛犬や愛猫のための循環器外来を設けております。
循環器外来は予約制となりますので、下記のページからご予約の上ご来院ください。

 

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